皆さま、こんにちは。株式会社Amadeus Code 音会事務局の吉澤です。
新しい年を迎え、少しずつ日常のペースが戻ってくる頃かと思います。お正月には、普段よりもゆったりと音楽を耳にする時間があった方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本では古くから、年の始まりに音を奏でる文化があり、雅楽や神社の鈴の音などは、新しい一年の節目を意識させ、心を整える役割を果たしてきたと言われています。音楽は、時間の区切りを感じさせると同時に、気持ちを穏やかに切り替える助けにもなるのかもしれません。
皆さんは、この年始に印象に残った音楽や音はありましたか。ぜひ、そのときの気持ちや情景とともに、ご家族や身近な方との会話の中で話題にしてみてください。音楽をきっかけにした何気ないやり取りが、心に残る時間につながることもあります。
寒さの厳しい日が続きますので、どうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。それでは、今週の「音会なかま」も、ゆっくりとお楽しみください。
■ 音会の進捗状況(1月第2週)

■音会の科学 〜なぜ“作曲“が脳・心・社会性に効くのか〜
第2回 耳を鍛えるということ:海外の音楽大学で重視される“イヤートレーニング”
株式会社Amadeus Code 代表取締役
井上 純

私が学んだアメリカのバークリー音楽大学では、授業時間のかなりの部分が“イヤートレーニング“に割かれていました。音程や和音、リズムを聴き分け、頭の中で再生し、歌い返す。体感として全体の3〜4割は耳を鍛える科目だったと思います。耳が育つと、演奏も作曲も一気に自由になるからです。一方、日本の音楽教育は譜面の読み書きや技術練習に比重が置かれ、耳の訓練は相対的に少ない。これは文化の違いでもありますが、健康の観点から見ると見過ごせない差です。というのも、認知症の最も大きな危険因子が“難聴“であることが近年の研究で強く示されているからです。耳から入る情報が減ると、脳は刺激と社会的つながりを失い、認知の低下が加速しやすい。聞こえのケアは、薬に頼らない予防の出発点と言えます。
音会はこの点でとてもシンプルです。参加者は自分の言葉から生まれる音楽を、繰り返し、集中して聴き、必要なら聴き直す。そのプロセスの中で、知らず知らずのうちに音の細部に注意が向き、耳が鍛えられていきます。しかも“訓練“というより“自分の作品を味わう時間“なので、苦しさより楽しさが勝つ。驚きや発見、仲間との共有があるから、「もう一回聴きたい」が自然に起きる。楽しいから続く、続くから耳が育つ――音会が目指すのは、そんな前向きな循環です。耳を育てることは、音楽の上達だけでなく、これからの脳の健康を守ることにもきっと深くつながるのです。
■音会 第1回試験 作品紹介
今回から、作品紹介は再び最初の刺激に戻り、「第1回目の試験でどのような刺激(=お題)が出されたのか?」を、実際に作られた作品とともに少しずつご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは:
松倉先生の作品
「日本を代表する富士山という題材に合わせ、『和』のテイストを感じられる音楽を選曲しました。」
前回ご紹介した京都府在住・M様の作品では、「湖面に映る富士山の静かな姿から澄んだ空気のような静謐さが込められた楽曲」を選曲されました。
今回の作品は、同じ富士山の写真でもまったく異なる視点です。“日本らしさ”に焦点を当て、雅楽の音楽を選曲されています。新年らしさもある楽曲ですので、ぜひお楽しみください。
前回の作品はこちらから▶https://youtu.be/ctd1vsfgc2k
同じ刺激でも、静けさに心を寄せる方もいれば、壮大さを音に託す方、そして今回のように“日本らしさ”を描く方もいます。
皆様なら、この写真からどんな言葉を思い浮かべ、どんな音楽を選ばれるでしょうか。前回のM様の作品と今回の作品、それぞれに表れる“富士山の捉え方の違い”をお楽しみください。
■ 今週のコレクション紹介: インドのお正月
新しい年の迎え方は、国や文化によってさまざまですが、今週は、インドで「光の祭典」として親しまれているディワリをテーマにしたコレクションをご紹介します。ディワリは、闇に打ち勝つ光、悪に打ち勝つ善を象徴する行事で、地域によっては新年の始まりとして大切にされているそうです。
ディワリの時期には、家々に灯りがともされ、家族や人とのつながりを大切にしながら、新しい節目を迎えます。インドの音楽もまた、旋律やリズムの間合いを味わいながら、ゆっくりと耳を傾けることで、その世界観がより深く感じられるものです。
先週ご紹介した日本の伝統音楽とは異なる音楽の響きを是非お楽しみください。
※この音楽は、「Amadeus Code」が提供する音楽サービスでご試聴いただけます。ご利用には、Amadeus Codeの無料会員登録(アカウント作成)が必要です。このアカウントは、「音会(おとかい)アプリ」でも共通してお使いいただけます。
■音会なかま紹介
今週から、読者の皆さまより「先生についてもっと知りたい」というお声をいただいたことを受け、音会に携わる先生方へのアンケートを順番にご紹介してまいります。
今回は、後藤先生に “音会との出会い・印象” についてお伺いしました。

Q1 音会を初めて聞いたとき、どう感じましたか?何を思いましたか?
後藤先生:最初は「何それ?」という感じでした。自分のイメージをぴったり表せる音楽が簡単に探せるのかな?と、ちょっと懐疑的でした。
Q2 音会に参加する前と後で、印象は変わりましたか?
後藤先生:参加してみて、奥の深さをじわじわと感じています。回数を重ねるごとに自分の引き出しも増えてくる気がします。
Q3 先生にとって「音会」とは、どのような場所ですか?
後藤先生:オンラインで、自分より年上の方達との1時間、始まる前は毎回少し緊張します。けれども1時間、色々な会話をすると、自分自身も活性化され、終わったときは充足感を得られる、そんな場所になっています。
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